顎関節症と治療法
 “痛くて口を大きく開けられない”、“硬いものを噛むとあごが痛い”、”口を開け閉めするとカクカク音がする”、といった経験はありませんか?   これらは「顎関節症」を疑わせる特徴的な症状です。
肩こり、腰の痛み、偏頭痛なども顎の関節異常が原因になっていることもあります。
また、一日中座って仕事をしていることが多いなどにも原因があるようです。
当院では、顎関節症の患者さんも多数診てきました。
顎の異常を感じたらご遠慮なくご相談下さい。

 かみ癖矯正の臨床的基礎およびスプリントを利用して、運動障害に陥ったかみ癖側の下顎頭に可動性を与えてその動きを良くし、積極的に側方・前方運動させ、痛み・クリックや開口障害なども簡単に治すことができる。顎関節症の新しい運動療法です。
 かみ癖から見た顎関節症の治療法は、運動障害に陥って動きの悪くなっている下顎頭に可動性を与えることである。
 下顎に可動性を与えるということは蝶番運動をさせることではなく前方・側方の滑走運動を十分にさせるということである。関連筋群のスバズムにより動きの悪くなった下顎頭を動かし、関連筋群にストレッチ運動させることである。
 治療法はスプリントを使用するがスプリントの意味合いも従来のものとは異なる。従来のスプリントは顎関節に安静を与え顎位の変更により受動的に下顎頭に可能性を与えるための道具であるが、私が使用するスプリントは動きにくい下顎頭が動きやすくするための訓練を行わせるための道具である。かみ癖により決まった部位以外でも物を正しくかむ感覚を覚えることが顎関節症の治療法ならびに予防に通じるのである。